妊娠中の病気のリスク 子宮の病気について

高齢出産 病気のリスク; 

 

妊娠が分かるより前から、持病を持っている人が多いというのも、ある意味、高齢出産の特徴かもしれません。
そのため、妊娠したために持病が悪化してしまったり、また、産前、産後にトラブルを引き起こし兼ねないと言えます。
その時々で、適切な対応をすることが必要となってきます。

 

婦人科系の病気の多くあるもの

 

妊娠中によくおこる病気の種類は?リスクを最小限に抑えよう?

 

●子宮筋腫

子宮にできる腫瘍ですが、これは良性です。
ですが、妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えるため、筋腫が大きくなる場合があります。
リスクは様々ですが、胎児が発育するうえでは、直接の影響は出ません。
影響はないと言えども、経過観察は、慎重にしましょう。

妊娠中のリスク

切迫流早産、妊娠末期の胎位異常、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、筋腫変性からの痛み

分娩時のリスク

陣痛異常、異常出血、分娩停止、胎位異常、帝王切開の頻度増加
尚、筋腫の治療は、妊娠中には行われないことがほとんどです。

 

●子宮腺筋症

子宮筋層に、子宮内膜に似た組織が入り込むため、月経周期に応じ出血するもので、子宮全体が固く大きくなってしまうものです。
妊娠中は月経が止まりますから、悪化はしません。
ですが、既に摘出手術を受けた、という場合、分娩時にリスクが高まります。

 

これらの病気は、30代後半〜40代の女性に多いと言われるもの。
腫瘍を切除した、という人も注意しなくてはなりません。
子宮を切開したために、分娩時に、子宮破裂、癒着胎盤を起こす可能性があるのです。
また、子宮内膜症という病気がありますが、これは、妊娠すると改善が期待できる、と言います。
子宮以外の場所に内膜様組織のできる病気で、月経のときに出血し、悪影響を及ぼす病気ですから、月経の止まる妊娠中は、悪さをしません。これは、妊娠の経過、出産にも、影響が出ない場合が多いものです。

 

持病の悪化

 

高齢出産 病気のリスク; 持病

 

元から病気のあるときは、主治医との連携が可能な医療機関を利用してください。
妊娠中も、持病の経過を診てもらうことが必要です。

 

●糖尿病

妊娠初期の高血糖は、胎児奇形や流産の可能性があります。
また、妊娠する前から糖尿病である人は、血糖のコントロールをしてからの妊娠が望ましいです。

 

●甲状腺疾患

甲状腺機能亢進症(働きが高まる)、甲状腺機能低下症(機能が低下する)の、二通りの種類のあるものですが、これらが治療されていないと、合併症を起こしやすくなります。
流早産、低出生体重児、妊娠高血圧症候群、などですが、薬物療法を行い管理がしっかりしているなら、問題はありません。

 

●脳血管障害

妊娠・出産のとき、くも膜下出血などの脳出血を起こして危険な状態に陥る可能性が。
妊娠中に強い頭痛を感じたら、専門医(脳外科など)を受診してください。

 

●高血圧

本態性高血圧だと、たんぱく尿になったり、血圧が更に高くなる場合があります。
特に注意したい、がん
加齢で増える病気の中には、乳がんや子宮頸がんなどといった、悪性腫瘍も含まれてきます。
これが、妊娠中に発見される場合もあります。
そのときは、がんの進行具合により、妊娠の継続、または、がん治療を優先するか、判断することとなります。

 

産科的リスク

高齢での出産の人が増えている昨今、病気を元から持っている状態での、妊娠、出産が増えています。
婦人科系(子宮、卵巣など)の疾患だけだはなく、持病のある場合はどんな病気であろうと、産科的なリスクは高くなります。慎重な管理をしっかりして、母子の命が危うくならないような対応をしていくべきです。

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