高齢出産の分娩方法はどんな種類があるの?リスクを下げて安全に!

高齢出産 分娩 

 

年齢的に高齢出産だとしても、特に問題がないならば、経膣分娩できます。
ですが、分娩中、医療の手助けが必要な場合も。
分娩方法はいろいろありますが、安全を一番に考えてください。

 

経膣分娩できる場合

 

高齢出産 分娩 普通分娩 

 

・母体がよい状態である
・元気な胎児である
・十分に産道が広がる
・胎盤などに異常がない
・順調な陣痛がある
自然な陣痛を待ち、赤ちゃんを膣から出すのが経膣分娩ですが、このような場合、経膣分娩できると言えます。
ですが、無理は禁物で、ハイリスク妊娠であるなら注意が必要です。
順調であるなら、母体に負担を与える帝王切開よりも負担自体が軽いものに。
ただし、どのような分娩方法であっても医学的な処置を必要とする場合もありますし、状況次第で、分娩の最中に帝王切開にすることも。
高齢出産とはリスクが潜在的にあるものですから、自然分娩にこだわるよりも、最優先すべきは安全性です。

 

分娩時の医学的処置

 

高齢出産 分娩 処置

 

経膣分娩であっても、医学的な処置をした方が母子の負担が軽くなる場合があります。
そのようなときに行う処置が、以下のようなものになります。

 

人工破膜

人工的に卵膜を破り、破水させます。
陣痛が弱く、お産が進まないときに、行うかどうかを決めるもの。
破水すると陣痛は強くなることが多いからです。

吸引分娩、鉗子分娩

骨盤に、赤ちゃんの頭が来ているにも関わらず、出てこられないといったときに行います。
お母さんのいきみに合わせ、赤ちゃんを出してあげる処置で、吸引分娩は赤ちゃんの頭をカップ状のもので引っ張り、鉗子分娩は赤ちゃんの頭を器具(鉗子)で挟み、引っ張ります。

陣痛促進剤

人工的に陣痛を起こさせるもので、子宮収縮作用のあるホルモン(オキシトシン、プロスタグランディン、など)を投与します。
これを行うのは、
・破水後になかなか陣痛が始まらない(1日以上放ると感染する恐れがある)
・予定日を過ぎたのに、陣痛が始まらない(胎盤が老化し、赤ちゃんの健康が心配である)
・陣痛が弱い、また、途中で弱くなってしまい分娩が進まない(母子ともに疲労し、正常分娩ができない恐れがある)
などの場合です。

会陰切開

会陰とは、膣の出口と肛門の間ですが、初産のお母さんはここが固いので、裂けてしまったり、赤ちゃんの頭が出るまでに時間がかかる場合があります。
それを防ぐのに、赤ちゃんの頭が見えたら、ここに切れ目を入れます。

帝王切開術

経膣分娩の予定であっても、お産が進まなかったり、母子に深刻なトラブルが出る恐れがある、といった場合、帝王切開に切り替える必要があります。

 

麻酔分娩とは(無痛分娩)

 

高齢出産 分娩 無痛分娩 

 

陣痛とはあって当然のものですが、希望によって、麻酔薬の投与ができます。
これにより、痛みをある程度は和らげられますが、まったく痛くないわけではありません。
妊婦さんが自分のために希望するものであって、赤ちゃんへのメリットはないのですが、害になることもないので、心配はいりません。
また、これの注意点として、どこの機関でも行っているわけではないことや、希望していても時間帯によっては受けられない場合があります。
それ以外に、麻酔薬は効果に個人差があること、痛みがなくならない場合もあることなども、頭に入れておくとよいでしょう。

無痛分娩のメリットとデメリット

 

高齢出産 分娩 メリット

 

 

メリット
・陣痛に恐怖のある人が気持ちを楽にしてお産ができる
・痛みから来る緊張が解け、早くお産が進む場合がある
 
 
 
 

 

 

 

高齢出産 分娩 デメリット

 

 

デメリット
・微弱陣痛になりやすく、お産に時間がかかったり、陣痛促進剤を必要としたりする
・麻酔を使わないときよりも、吸引分娩や鉗子分娩の可能性が上がる
・麻酔薬により、吐き気や血圧の低下がある場合がある
・母体の血圧が低くなるため、赤ちゃんの元気がなくなる可能性(麻酔薬からの直接的な影響ではない)
・硬膜に傷ができた場合、酷い頭痛を起こすことがある(髄液が漏れ出すため)
・施行の後に、局所的に知覚マヒを起こすことが、一時的に起こり得る

 

 

初産の分娩は、初めての痛みがあり、これまでに感じたことのない強い痛みである、と言えます。
不安感がなくならない場合、麻酔分娩を選べる、ということ。無痛分娩とも呼ばれるものですが、まったく痛みがないわけではありません。
自然分娩と比べたら、まだ楽である、というもので、子宮収縮の痛み、子宮口の伸展痛が和らぐもの。子宮が収縮しないわけでも、子宮口が広がらないわけでもありません。
また、最後には、お母さんが赤ちゃんを押し出してあげるために、いきんだりするのは、変わりません。

 

 麻酔分娩の進行

 

高齢出産 分娩 無痛分娩過程

 

一般的に行われる麻酔分娩は、硬膜外麻酔分娩と言い、麻酔薬を背中側の腰部に入れた針を使って入れる方法。
これは、痛みを和らげることができつつ、意識は保っていられる麻酔です。
また、硬膜外麻酔分娩は、計画的に行う、計画分娩が多いものです。
産科医と麻酔医の協力があり、行われます。陣痛促進剤を使った計画分娩ですが、スタッフが確実に揃っている時に実施します。
以下、麻酔分娩の進め方です。

 

数時間前に絶食を開始

水分の摂取は可能ですが、嘔吐の可能性があるので、絶食になります。

お産が始まる

ここで、規則的な陣痛を確認。

血液検査

血液がちゃんと固まることを、実施直前に確認します。
固まるようなら、硬膜外麻酔をすることとなります。

硬膜外麻酔分娩

子宮口が3cm程度開いているとき、赤ちゃんの頭部がすっぽりと、骨盤に入ってるのを確認し、開始します。

全開

痛みが軽くとも、子宮は収縮しています。
その動きに合わせて、お母さんがいきみ、赤ちゃんを押し出します。
麻酔の量によって、いきみにくい場合がありますから、調節することが必要です。

 

この後、赤ちゃんの誕生に至ります。

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